ともあれ
条件を下げ
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条件を下げ
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そして就職しました。
これまでの経験と、年齢を考慮され
営業への配属となりました。
初めて就職した会社は、業界としては、
名前は知れている方の会社でしたが、
会社そのものの 近年の業績が悪く、
社員同士が
『何時、辞めるの?』
『何時、リストラされるの?』
と 疑心暗鬼と猜疑心に浸され、暗い会社でした。
そんな会社でも
新規に雇用していることが、
少し不思議なくらいでした。
<この会社での出来事は、
機会があれば、
まとめてみたいと考えています。>
これが“勤める”ということかを
初体験した会社なので
いろんなエピソードや事件に近いものもあり、
報告のし甲斐もあるからです。
1年間勤め、
やはり報酬の事と 将来性を考えて
転職を決意しました。
そして、
実は、この転職の折に
資格取得に目覚めたのです。
そこの社長が辞表を受け取る時に
一言話してくれた言葉がきっかけでした。
『君には、本当に感謝しているよ!』
『慣れない営業の仕事を精力的にこなして、実績も築いてくれた。』
『ホームページまで作ってくれたのは、感動もしたよ!』
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1年間かけて、直接社長と打合せを重ねて、営業を盛り立ててきたことへの
最高の賛美でした。
これまで他人を褒めることはあっても、褒められる立場になかった俺には、
本当に嬉しい言葉でした。
『安い給料で 申し訳なかったよ。』とも言ってくれました。
『ただ…』
『ただ…』
『君に資格さえあれば、もう少し何とかできたんだが…』
『それにこの会社を辞めるにしても 君であれば どんな会社にでも紹介できるのだが…
『只…』
『ただ…』『タダ…』『君に資格さえあれば、…』 と
本当に残念そうに話してくれました。
『社長〜』
『しゃちょう〜』
『シャチョウ〜』
ありがたい言葉に平伏
そして、
「社長、辞めて行く俺に 感謝の言葉を頂いただけでも 光栄です。
本当にありがとうございます。
歳は取ってはいますが、それに今後 どんな風に役立つのかも分かりませんが、
俺、資格取りますわ 社長の為にも資格取とってみせますわ」
と、話していたのです。
『資格なんざ いらねぇーよ!』と
考えていた俺の
それが資格取得へきっかけとなりました。